CoopelでExcelを操作しよう~Google Drive上のExcel転記~
さて、今回は実際にRPAロボット(Coopelでは「シナリオ」と言います)を作成してみます。 まずはRPA業界では最初に作るシナリオの定番ともいえるExcelの転記処理です。 具体的には、あるExcelファイルのシートに書かれている値を読み込み、 別のExcelファイルのシートに書き込むという処理を行うシナリオです。
今回用意したファイル…左が読み込みファイル(読込用.xlsx)シート名「テスト」
右が書き込みファイル(書込用.xlsx)シート名「テスト」
前回の記事「Coopelことはじめ~今すぐ無料でRPAをはじめよう~」でCoopelのセットアップが完了していますので、早速作成開始です。
- 新しいシナリオを作成する場合、画面の上の方にある「シナリオ作成」をクリックします。
- 新規シナリオを作成する画面が表示されました。
- まずはシナリオ名を変更しておきましょう。今回作成するシナリオは「Excel転記」としました。
- Coopelでは画面左にあるアクションをドラッグ&ドロップすることでシナリオを作成します。
- Excelのアクションはかなり充実しています。
- まずは作成した結果をお見せします。
11個のアクションを繋げてGoogle Drive上のExcel転記が完成しました。 - Coopelにはエンジニアの方にはおなじみの変数という概念がありません。
例えば、【読込用ファイルを開く】アクションの場合、画面右に対象ファイルを指定するエリアが表示されます。そこで、下図の「タイプのアクション結果を参照」をクリックすると、設定可能なアクションが選択できるようになります。下図の場合、【google driveからファイルを取得】アクションが選択可能状態となっていますので、これを選択します。
これで、『【読込用ファイルを開く】アクションで開くファイルは、【google driveからファイルを取得】アクションで取得したファイルですよ。』という設定となります。 - Coopelではこのようにアクションを連結していくことで、シナリオを作成していきます。
では、作成したExcel転記シナリオを実行してみます。
ちゃんと書込用.xlsxに転記されています。
Excelの読み書きは、実際のRPAの現場においても非常に良く使われます。 次回はそれぞれのアクションを深掘りしていこうと思います。